宮坂
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これから葬儀を行う方、葬儀に参列する予定がある方の中には、当日どのくらい時間がかかるのか把握しておきたいと思う方も多いのではないのでしょうか。

お葬式に参列するときや、自分で葬儀を執り行うときに、当日のスケジュールや所要時間が分からず不安になる方は多いです。

特に出棺や火葬、その後の法要まで含めると、何時に始まって何時に終わるのか、全体の流れが見えにくいため予定が立てづらくなります。

葬儀・告別式自体の時間は約1時間ですが、喪主・遺族側は火葬や法要を含めて全体で5〜6時間、一般参列者は出棺までで1〜2時間が当日の目安となります。

この記事では、お葬式当日の具体的なタイムスケジュールや立場ごとの所要時間、午後から行う場合の流れ、そして参列者が知っておべき受付時間やマナーについて分かりやすく解説します。

【この記事でわかること】

  • 【立場ごとの所要時間】喪主・遺族側と一般参列者側でそれぞれ異なる、当日の拘束時間とスケジュールの目安
  • 【当日の流れと時間帯】午前開始と午後開始の具体的なタイムスケジュールと、骨上げや初七日法要にかかる時間
  • 【参列マナーと欠席対応】遅刻を防ぐための受付タイミングや、やむを得ず参列できない場合の正しい4つの対応

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葬儀・告別式にかかる時間

お葬式にかかる時間は、参列する立場や、そのあとの火葬にまで立ち会うかどうかによって大きく変わります。

一般参列者の場合は「約1〜2時間」、火葬まで残る場合は「約3〜4時間」、喪主や遺族の場合は「約5〜6時間」が当日の拘束時間の目安です。

まずは、それぞれの立場における所要時間と、当日の主な流れをまとめた一覧表をご確認ください。

参列する立場 当日の主な内容と流れ 全体の時間(目安)
一般参列者 葬儀・告別式への参列、お焼香、最後のお見送り(出棺)まで行います。 約1〜2時間
近親者・友人(火葬まで同行) 告別式のあとに火葬場へ移動し、火葬の待ち時間を経て、骨上げまで行います。 約3〜4時間
喪主・遺族 事前の準備から、告別式、火葬、初七日法要や精進落とし(会食)のすべてに参加します。 約5〜6時間
【あわせて読みたい】式を行わず火葬のみで送る「直葬」の選択肢

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立場や予定で変わる当日の目安時間

それぞれの立場ごとに、どのようなスケジュールになるのか詳しく解説します。

一般参列者は出棺までで約1〜2時間

一般の参列者の場合、葬儀・告別式そのものの時間は約30分〜1時間程度です。

式が終わったあとの出棺(お見送り)まで含めると、会場にいる時間は全体で1〜2時間が目安となります。火葬場へ同行しない場合は、出棺を見送った時点でその場での解散となります。

火葬や骨上げまで立ち会う場合は約3〜4時間

故人様と縁が深く、火葬場まで同行して「骨上げ(遺骨を骨壷に収める儀式)」まで参加する場合は、さらに時間がかかります。

火葬そのものと骨上げの儀式に約2時間が必要となるため、告別式の始まりから数えると、合計で3〜4時間程度を見込んでおく必要があります。

喪主や遺族は1日がかりで約5〜6時間

喪主や親族の方は、お葬式のあとの火葬だけでなく、初七日法要や精進落とし(感謝を伝える会食)などの行事にもすべて参加します。

そのため、全体で5〜6時間ほどかかります。最近では会食や法要を省略する家庭も増えていますが、事前の準備や式後の片付けの時間もあるため、スケジュールには十分なゆとりを持っておきましょう。

一般的な葬儀・告別式の開始時間と終了時間

一般的な葬儀・告別式の開始時間と終了時間

お葬式の開始時間は、全国的に午前中に設定されることがほとんどです。

一般的な開始時間は「午前10時〜11時」で、お葬式から火葬までの一連の流れは「午後早め(14時〜15時頃)」に終了して解散となります。

午前中に開始する理由は、火葬にかかる時間を逆算しているためです。お昼前後に火葬を行うことで、その後の法要や親族での会食をスムーズに進めることができます。

10時開始の場合の終了時間までの流れ

一般的な例として、午前10時にお葬式が始まった場合のタイムスケジュールの流れを解説します。

11時頃:告別式の終了と出棺

告別式自体は約1時間で終了するため、10時開始の場合は11時頃に式が閉じます。そのあと、最後のお別れをしてから火葬場へ向けて出棺します。

12時30分頃:火葬と骨上げの終了

火葬場へ移動し、火葬と骨上げの儀式を行います。これらがすべて終わるのが、おおよそ12時30分頃になります。

火葬場へ同行した一般参列者や親族は、このタイミングで一度区切りとなります。

14時〜15時頃:法要と会食を終えて解散

骨上げのあとに、初七日法要を繰り上げて行ったり、精進落としの会食をしたりする場合は、お昼過ぎまで時間が延びます。昼食を兼ねた会食が賑やかに進み、14時〜15時頃にすべての予定を終えて解散となるのが一般的な流れです。

ただし、火葬場の混雑状況や、式場からの距離、地域の慣習によって時間は多少前後します。

特に冬場などの葬儀が集中する繁忙期には、火葬場の予約時間がズレてスケジュールが変わることもあるため、葬儀社としっかり確認をしながら進めましょう。

葬儀・告別式の流れ(開始時間が午前)

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葬儀の流れ | お通夜の当日の流れを詳しく解説はこちら

お葬式は、お通夜の翌日の午前中に執り行われるのが一般的な流れです。当日は分刻みで儀式が進むため、喪主様やご遺族様は、事前に全体のタイムスケジュールを把握しておくことで落ち着いて行動できます。

午前10時開式の場合、遺族は9時に集合し、お葬式から火葬、その後の初七日法要や会食(精進落とし)までを含めて15時頃にすべての行程が終了します。

まずは、仏式(お寺様を呼ぶお葬式)を例にした当日のタイムスケジュール一覧表をご確認ください。

時間 行事内容 大切なポイントと遺族の動き
9:00〜 遺族・親族集合 開式の1時間前には集まります。お寺様への挨拶やスタッフとの最終打合せを行います。
9:30〜 受付開始 開式の30分前から一般参列者の受付が始まります。香典の受け取りや遺族・親族は開式15分前には着席します。
10:00〜11:00 葬儀・告別式 お葬式自体の時間は約40分〜1時間です。読経、弔電の紹介、お焼香、喪主挨拶が行われます。
11:00〜 出棺(しゅっかん) 棺にお別れのお花を入れ、最後のお顔見納めをします。一般参列者とはここでお別れ(解散)となります。
11:30〜 火葬(かそう) 火葬場へ移動し、火葬を行います。かかる時間は約1〜2時間で、遺族は控室で待機します。
13:00〜 骨上げ・収骨 二人一組で箸を使い、お骨を拾って骨壷に収める日本独自の儀式です(所要時間は30分〜1時間)。
14:00〜 初七日法要・精進落とし 当日に繰り上げて行う法要と、お世話になった方々をねぎらう会食を行い、15時頃に解散となります。

葬儀・告別式の各行程の詳細とポイント

当日のそれぞれの場面について、遺族や参列者が知っておくべき実務とマナーを分かりやすく解説します。

9:00〜|遺族・親族集合

午前10時からお葬式が始まる場合、その 1時間前にはご遺族・ご親族が斎場(セレモニーホール)に集合します。この時間を利用して、喪主様はお寺様(僧侶)の控え室へ出向き、本日の感謝を込めて挨拶を行います。また、家族でお供え物の配置や、当日の進行手順をスタッフと最終確認します。

9:30〜|受付開始

開式の30分前から、一般参列者の受付が始まります。参列者の方は会場に到着したら、まず受付で丁寧にお悔やみの挨拶を述べ、香典を渡して芳名帳に名前や住所を正しく記載します。そのあと、スタッフや親族の案内に従って式場の席へ着きます。

10:00〜|葬儀・告別式

お葬式そのものの時間は約40分〜1時間程度です。式はお寺様の読経から始まり、弔辞・弔電の紹介、遺族や参列者によるお焼香、そして最後にお集まりいただいた方々への喪主挨拶が行われます。式全体が閉じるのは10時40分〜11時頃になります。

【出棺の前に行われる極めて重要な儀式「湯灌と納棺」】

出棺に際してお棺にお花を納め、故人様と最後の対面を後悔なく行うには、その前段の儀式である「湯灌(ゆかん)」と「納棺(のうかん)」の正しい知識が欠かせません。人生最期の沐浴が持つ宗教的な意味や、棺に入れていい物・ダメな物の厳格な火葬ルールは、以下の解説記事をご確認ください。

葬儀の流れ|湯灌の儀と納棺で故人を送るはこちら

11:00〜|出棺

告別式が終わったあとは、近親者で故人様との最後の対面を行う「出棺の儀」に移ります。棺の中に「別れ花」と呼ばれるお花や、故人様の愛用品などを入れ、お顔を見納めます。

喪主様が外で待つ参列者に向けて挨拶をしたあと、棺を寝台車(霊柩車)に乗せて火葬場へ出発します。一般参列者の方とは、この出棺のタイミングで見送りをして解散となるのが一般的です。

11:30〜|火葬

火葬場に到着したら、火葬炉の前でお寺様に読経をしてもらい、最後のお焼香を行います。火葬にかかる時間は約1〜2時間前後です。

その間、ご遺族や同行したご親族は、火葬場にある控室で用意されたお茶や軽食をとりながら静かに待機します。

13:00〜|骨上げ・収骨(こつあげ・しゅうこつ)

火葬が終わったあと、遺骨を骨壷に納める「骨上げ」を行います。一般的には二人一組になり、長さの違う専用箸を使って、一つのお骨を同時に拾い上げて骨壷へ収めていきます。

これは「この世からあの世への橋渡し」という意味が込められた大切な儀式です。足の骨から順に拾い上げ、最後に一番上の喉仏(のどぼとけ)を収めて終了します(所要時間は30分〜1時間ほど)。

14:00〜|初七日法要・精進落とし

骨上げのあとは、斎場に戻って「初七日法要」や「精進落とし(会食)」を行います。本来は亡くなってから7日目に行う初七日法要ですが、最近では集まる親族の負担を考えて、お葬式の当日に繰り上げて行うケースがほとんどです。

法要のあとは、お寺様や親族への感謝を込めて料理を振る舞う会食を行い、15時頃にすべての予定を終えて解散となります。

【当日の進行をスムーズにして心穏やかにお見送りするための行動提案】
お葬式当日のタイムなスケジュールの中で慌てず、故人様との最後の時間を大切にするために、以下の3つの行動を実践してください。

  • 1. 喪主様は「受付開始の9時30分」までにお寺様への挨拶を必ず済ませる:受付が始まると参列者への挨拶などで対応に追われます。時間が後ろ倒しにならないよう、集まったら最初にお寺様の対応を行いましょう。
  • 2. 火葬場へ同行する親族の「正確な人数」を、前日のうちに葬儀スタッフへ伝えておく:火葬場へ移動するバスの手配や、控室で用意するお茶・軽食の数に影響します。あらかじめ人数を確定させておくと当日慌てません。
  • 3. 骨上げの箸づかいで迷わないよう、「二人一組で足から順番に拾う」という基本を頭に入れておく:現場でスタッフが丁寧に案内してくれますが、あらかじめマナーの流れを知っておくだけで、緊張せず厳粛に儀式へ臨めます。

葬儀・告別式を午後から行う場合の開始時間

お葬式は午前中から始まることが一般的ですが、斎場や火葬場の空き状況によっては午後から執り行うケースもあります。

午後から葬儀・告別式を行う場合の開始時間は「午後1時〜2時(13時〜14時)」に設定するのが一般的です。

これより遅い時間に開始すると、その後の火葬や骨上げ、法要などのすべての行程が終わるのが夜遅くなってしまい、遺族や参列者の負担が大きくなるためです。

まずは、午前開始と午後開始のスケジュールや特徴の違いをまとめた比較表をご確認ください。

開始時間帯 一般的な開式時刻 解散時刻の目安 主な理由と地域の特徴
午前開始(通常) 午前10時〜11時 14時〜15時頃 火葬や法要をお昼前後に合わせて進める、最も一般的なスケジュールです。
午後開始(例外対応) 午後1時〜2時 17時〜18時頃 火葬場が混雑している場合や、午前中に火葬を済ませる地域で選ばれます。

午後からお葬式を行う主な理由と注意点

午後からの開式になっても儀式としての問題はありませんが、進行上の特徴や注意すべきポイントがいくつかあります。

火葬場の予約状況による時間調整

お葬式を午後から行う最大の理由は、火葬場の空き状況によるものです。特に東京23区など、人口に対して火葬場が少なく予約が取りにくい地域では、午前中の枠がすぐに埋まってしまうため、やむえず午後からの開始になることが少なくありません。

全体の進行が遅くなるための配慮が必要

午後1時にお葬式を始めた場合、告別式が2時に終わり、その後の火葬や骨上げが終了するのは夕方の4時頃になります。

さらに初七日法要や精進落としの会食を行うと、解散は17時〜18時頃になります。冬場はすでに外が暗くなる時間帯であり、遠方からの参列者がいる場合は帰りの足に影響が出ないよう、あらかじめ終了目安を伝えておく配慮が必要です。

地域によっては「前火葬」が一般的な場合も

基本的には「葬儀・告別式」の後に「火葬」を行いますが、東北地方などの一部地域では、午前中に先に火葬を行ってお骨にし、午後から葬儀・告別式(骨葬)を執り行う「前火葬(まえかそう)」の慣習が深く根付いています。

午後開始が不自然ではない地域もあるため、周囲の慣習を事前に確認しておくことが大切です。

【午後からのお葬式で参列者への負担を減らすための行動提案】
午後開始のスケジュールでも慌てず、参列者や遺族がスムーズに当日を終えられるように、以下の3つの実務アクションを実践してください。

  • 1. 遠方から来る親族や参列者には、事前に「17時〜18時頃の解散になる」と伝えておく:あらかじめ遅めの解散になることを知らせておくことで、帰りの新幹線や飛行機の切符を余裕を持って手配してもらえます。
  • 2. 進行を短縮するために、会食(精進落とし)を「弁当の持ち帰り」に変更するか葬儀スタッフに相談する:夕方以降の長時間の会食を避けるため、折詰弁当を配って解散とする形にすれば、全体の時間を1時間ほど短縮できます。
  • 3. 地域の慣習で「前火葬」にならないか、親族や現地の葬儀社に必ず確認をとる:お通夜のあと、お葬式の前に火葬する地域の場合、参列者が故人様のお顔を見られるタイミングが変わるため、事前の確認が必須です。

宗教や宗派別の葬儀の流れ

お葬式の流れやマナーは、故人様やご実家が信仰する宗教・宗派によって大きく異なります。

日本の葬儀の約9割は仏式ですが、神式(神道)やキリスト教式で行う場合は、お焼香の代わりに専用の儀式(玉串奉奠や献花)を行うなど、持ち物や作法が全く異なります。

参列時や準備の段階で慌てないために、まずは主要な宗教によるお葬式の違いをまとめた比較表をご確認ください。

宗教・形式 主な儀式・作法 香典袋の表書き(例) 数珠(じゅず)
仏教(仏式) 僧侶による読経、参列者によるお焼香 御香料、御霊前(宗派による) 必須(自分の宗派のもので可)
神道(神式) 神職による祭詞、玉串奉奠(たまぐしほうてん) 御玉串料、御神前 使用しない
キリスト教 聖書朗読、聖歌・讃美歌、白い花の献花 御花料 使用しない

各宗教における特徴と知っておきたいマナー

それぞれの宗教におけるお葬式の意味合いや、具体的な儀式の違いについて詳しく解説します。

仏教(仏式)

日本の伝統的なお葬式で最も多い形式です。お葬式当日は、お坊さん(僧侶)による読経と、仏の教えを説く法話が行われます。浄土真宗や曹洞宗など、宗派によって読まれるお経や唱える念仏の種類が異なります。

また、お焼香の回数や、お線香を立てるか寝かせるかといった作法も宗派ごとに違いがあります。

神式(神道)

神道のお葬式は「神葬祭(しんそうさい)」と呼ばれ、故人様の魂をその家の守り神としてお祀りするための儀式です。仏教とは異なり、神主(斎主)が「祭詞(さいし)」を奏上します。

また、お焼香の代わりに、榊(さかき)の枝に紙をつけた「玉串(たまぐし)」を祭壇に捧げる「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行います。香典袋は「御玉串料」などを使用し、数珠は使いません。

キリスト教

キリスト教のお葬式は、主に「カトリック」と「プロテスタント」に分かれます。カトリックでは「神父」が、プロテスタントでは「牧師」が式を執り行い、聖書の朗読や説教が行われます。

式中には聖歌や讃美歌を全員で合唱し、お焼香の代わりに白いカーネーションなどの生花を祭壇に供える「献花(けんか)」を行うのが特徴です。神式と同様に数珠は使用しません。

【宗教ごとの作法で迷わないための今すぐできる行動提案】
異なる宗教のお葬式に参列することになった際、マナー違反にならず安心してお見送りするために、以下の3つの行動を実践してください。

  • 1. お葬式の案内が届いたら、まずは「どの宗教・宗派か」を必ず確認する:仏式なのか、神式やキリスト教式なのかによって、当日の持ち物や包む香典袋の種類が完全に変わるため、最初の確認が必須です。
  • 2. お葬式の終了後、お世話になった葬儀スタッフや親族へ「本日はありがとうございました」と言葉を添えて一礼する:関わってくれた周囲への感謝を明確に伝えることで、その後の手続きや関係性も円滑に保てます。
  • 3. 玉串奉奠や献花の正しい作法は、当日に「前の人の動き」を見て合わせる:細かい手の動かし方に不安がある場合は、無理に覚えようとせず、並んでいるときに前の参列者の作法をよく観察しておうと、自分の番で慌てずに対応できます。

参列者が知っておきたいお葬式の時間とマナー

参列者が知っておきたいお葬式の時間とマナー

お葬式に参列するときは、会場に何時頃に到着すればよいのか、またやむを得ず欠席するときはどのように弔意(ちょうい)を伝えれば失礼にならないのか迷うものです。

一般参列者として遅刻せず受付を済ませるには「開式の30分〜10分前」の到着がベストであり、欠席する場合は速やかに連絡した上で「弔電」や「後日弔問(ちょうもん)」などの正しい方法で弔意を伝えることがマナーです。

遺族側は悲しみの中で非常に忙しく過ごしているため、参列・欠席どちらの場合も相手に負担をかけない気配りが求められます。まずは当日の受付時間と、欠席時の対応をまとめた一覧表をご確認ください。

確認する場面 具体的な目安と正しいマナー 遺族への配慮のポイント
当日の到着時間 開式の30分〜10分前までに会場へ到着しておきます。 受付での混雑を避け、開式10分前には着席を完了させます。
欠席の初期連絡 行けないことが分かった時点で、速やかに遺族へ連絡します。 長電話は避け、お悔やみの言葉とともに簡潔に伝えます。
欠席時の弔意 代理人の出席、弔電を打つ、後日の弔問、香典の郵送から選びます。 故人様との関係の深さに合わせて、適切な方法で届けます。

葬儀・告別式での参列者の受付時間

お葬式に参列する際は、受付時間に合わせて余裕を持って行動することが大切です。一般的に、参列者の受付は開式時間の30分前から始まります。

受付ではお悔やみの挨拶を述べたり、香典を差し出したり、芳名帳(ほうめいちょう)に記帳したりと、いくつかの実務があるため、ギリギリの到着では混雑の原因になってしまいます。

理想的な到着時間は、開式の30分〜10分前です。もし受付が始まる前に着いてしまっても、たいていの会場ではロビーが開放されているので待つ場所に困ることはありません。

特に参列者が多いと予想されるお葬式では受付に時間がかかるため、開式の10分前にはしっかりと席に着けるよう、ゆとりを持って会場に向かいましょう。

参列できない場合の4つの対応方法

やむを得ない事情で葬儀や告別式に行けない場合でも、正しい手順を踏むことで遺族へのお悔やみの気持ちをきちんと伝えることができます。

行けないと分かった時点で、まずは早めに遺族へ連絡を入れましょう。その上で、以下の4つのいずれかの方法で対応するのが一般的です。

1. 代理人を立てる

自分の代わりに家族や職場の同僚などの代理人を立てて、お葬式に出席してもらう方法です。

代理人が参列する場合は、自分の名前で用意した香典を代わりに受付で手渡してもらいます。

2. 弔電を打つ

弔電(ちょうでん)は、お葬式に直接行けないときに故人様への哀悼(あいとう)の意を伝える正式な電報です。

開式の前までに会場に届くよう手配し、簡潔で心のこもったメッセージを贈りましょう。

3. 後日弔問に伺う

お葬式には行けなくても、後から遺族の自宅を訪問して直接お悔やみを伝えることができます。

葬儀の直後は遺族が疲れているため、お葬式が終わってから3日後以降、または四十九日(しじゅうくにち)を迎えるまでの落ち着いたタイミングを見計らい、必ず事前に連絡を入れてから伺いましょう。

4. 後日、香典やお供えの品を送る

遠方に住んでいるなどの理由で訪問が難しい場合は、香典やお供え物を郵送する方法もあります。

香典をお金で送る場合は、必ず不祝儀袋(ぶしゅぎぶくろ)に包んだ上で、郵便局の「現金書留」を使って送付します。行けなかったことへのお詫びと、お悔やみの手紙(挨拶状)を必ず同封するのがマナーです。

【失礼のない参列・欠席マナーのために今すぐできる行動提案】
遺族の負担にならず、大人のマナーとしてスマートに対応するために、以下の3つの行動を実践してください。

  • 1. 会場へ向かう前に、香典袋の中身と新札ではないかを最終確認する:受付で慌てないよう、あらかじめお札の向きや中身が揃っているか確認します。お葬式に新札を使うのは不吉とされるため、新札しかない場合は一度折り目をつけましょう。
  • 2. 欠席して弔電を打つ場合は、前日のうち、または開式の数時間前までに届くようネット予約する:お葬式の最中に電報が届いても遺族は確認できません。弔電の紹介に間に合うよう、早めの時間指定で手配を完了させてください。
  • 3. 後日弔問に伺うときは、訪問の連絡時に「お茶や食事の用意は不要です」と言い添える:遺族に余計な気遣いやもてなしの負担をかけないよう、あらかじめ長居をしない旨を伝えておくのが、優しい気配りのコツです。

葬儀の時間とマナーに関するよくある質問(FAQ)

葬儀・告別式に遅刻しそうな場合は、どのように連絡すればよいですか?

15分〜20分程度の遅刻であれば、遺族の手を煩わせないよう連絡はせず、式場の後ろのドアから静かに入場します。大幅に遅れる場合や出棺に間に合わない可能性があるときは、遺族ではなく斎場(セレモニーホール)へ直接電話を入れ、到着予定時刻を伝えてスタッフの指示を仰ぐのが正しいマナーです。

お通夜と葬儀・告別式の両方の案内がある場合、どちらに参列するべきですか?

故人様や遺族と特に親しい関係であれば両方に参列しますが、一般の友人や仕事関係の付き合いであれば、どちらか一方のみの参列で全く問題ありません。近年は日中に行われる葬儀・告別式を避け、仕事帰りに足を運びやすい夕方のお通夜のみに出席する方が増えています。

急な参列で香典に使える新札しか手元にありません。どうすればよいですか?

お葬式に新札をそのまま包むのは「不幸を予測して準備していた」という印象を与えるためタブーとされています。手元に新札しかない場合は、お札の真ん中を一度綺麗に二つに折り、しっかりとした折り目をつけてから香典袋に入れることで、マナー違反を避けることができます。

仕事の都合などで、お葬式の途中で退席(中途退席)することは可能ですか?

どうしても外せない用事がある場合は中途退席も可能です。あらかじめ受付のスタッフに「お焼香のあとに失礼させていただきます」と伝えておき、式場内では出入り口に近い後方の席に座るようにします。自分の焼香が済んだら、周囲の迷惑にならないよう静かに退出しましょう。

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まとめ:お葬式の時間とマナーで押さえるべき3つの要点

お葬式当日のスケジュールや参列・欠席にまつわるマナーを正しく知っておくことは、ご遺族に余計な負担をかけず、厳粛に故人様をお見送りするためにとても大切です。

今回の記事の重要なポイントを3つにまとめました。

  • 1. 当日の拘束時間は「立場」によって異なる:一般参列者は出棺までの1〜2時間、火葬に同行する場合は3〜4時間、喪主・遺族側はすべてを含めて5〜6時間が目安となります。
  • 2. 参列時は「開式の30分〜10分前」の到着がベスト:受付での記帳や香典のやり取りには時間がかかります。開式10分前には着席を完了できるよう、ゆとりを持って会場へ向かいましょう。
  • 3. 欠席するときは「速やかな初期連絡」と「正しい弔意」が不可欠:行けないと分かった時点で早く遺族へ伝え、関係性に合わせて代理人・弔電・後日弔問・香典郵送のいずれかで丁寧に対応します。
【心穏やかにお見送りし、大人のマナーを実践するための行動提案】
当日に慌てず、ご遺族の気持ちに寄り添ったスマートな対応をするために、以下の3つの行動を今すぐ実践してください。

  • 1. 参列するお葬式の「開式時間」を逆算し、30分前に到着できるルートを調べておく:電車の遅延や周辺道路の渋滞などの予期せぬトラブルに備え、余裕のある移動スケジュールを組んでおきましょう。
  • 2. 手元にある香典袋の「お札の向き」を確認し、新札であれば一度折り目をつけてしておく:受付の直前になって慌てないよう、自宅を出る前に中身の最終チェックを行い、大人のマナーを整えておきます。
  • 3. 葬儀全体の流れや具体的な費用プランを、事前に「無料の資料請求」で確認しておく:パンフレットなどで全体の流れや時間配分を把握しておくだけで、いざという時に慌てず落ち着いて行動できるようになります。
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【情報源・参照統計一覧】

  • 葬儀の消費者トラブルを未然に防ぐためのチェックポイント – 国民生活センター(https://www.kokusen.go.jp/